うなぎ
子供の頃、母方の祖父母の家に行くと、決まってうな重の出前を取ってくれていました。
祖父母の家は私の住んでいたところから車で1時間ほど離れたところにあって、半年に1回くらいしか行くことがなかったから、いつも気を遣ってちょっと贅沢なものを食べさせてくれたんだと思う。
当時はうな重のありがたみをわかっていなかったし、どちらかと言えばちょっと苦手だったなあ… (ウナギの皮のヌルっとした部分がダメ)
でも、大人になってからは鰻の美味しさもわかるようになってきた。
私が好きなのは、こんがりと焼けた、皮のぬめりを感じさせない香ばしい鰻。
特に名古屋名物の櫃まぶしが好物。
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主人と初めて食べたウナギは、名古屋駅のデパートの上階に入っている鰻屋さんの櫃まぶしだったと思う。
こんがりと焼けて一口サイズにカットされた鰻で、とても食べやすいタイプ。
一人当たり3,000円くらいといいお値段だったと思うけど、美味しかったな~。
それまではほとんど食べることがなかったので魅力に気づいていなかったけど、思えばこのころから、鰻って美味しいなぁと思い始めたような気がする。
鰻単体に飽きても、薬味を足して、お茶を足して、といろんな食べ方ができるのが櫃まぶしのいいところ。
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同じく愛知の鰻屋さんで、有名どころといえばやっぱりあつた蓬莱軒💛
いつ行っても大体混んでいて待たなければいけませんが、まずお店で予約したあと、熱田神宮でお参りしながら時間を潰すとちょうどいい。
お店の周りで待っている方もいらっしゃるけど、周りに何にもないんですよね…。
ここの鰻は関西風、それもかなりコンガリ焼いたタイプ(時たま香ばしすぎるくらい)。それが好き💛
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わたしは登山が趣味で、時々会社の先輩と車で遠征することもあるんですが(子供ができたから当分お預けだけど)
登山の帰りは絶対、美味しいものを食べる!ことに決めている。
それが楽しみで辛い山中を耐えているようなもの。
ここは、新城市にある明神山という山に登った帰りに寄ったところだったと思う。
浜松=うなぎという短絡的な発想で。。。
この時は日曜日だったと思うけど、思った以上に鰻屋さんがやっておらず、やっと入れたお店でした。
私が頼んだのはうなトロ丼。 鰻+トロロ💛
このお店は関東風だったので、ふっくらと肉厚な感じでした。私は関西風のカリッと焼いた感じが好きだけど、十分美味しかった。
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もう1軒静岡、三島のお店。
こちらは主人と静岡へ旅行した際に寄ったお店。(まさかその数か月後に静岡転勤を言い渡されるとは思ってもみなかったあのころ…)
人気店のようで、お店の横には観光客らしき待ち人が20人くらいいました。私たちも30分程度待ったような…。
前述の大嶋と同じく、関東風なのでこちらもふっくらです。
ほどよいサイズがなくて、ご飯が食べきれず…残してしまった覚えが。
うな重だと、櫃まぶしのようにお茶漬け感覚でサラっと最後まで押し込めないんですよね。どっしり、米の重みがのしかかってくるというか…。
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妊娠してから鰻を食べる機会もなくなったので、最近は食べていませんが…
愛知県には一色町という全国有数の鰻の産地があって、そこの鰻も食べてみたいな~と思ってます。